衆議院総選挙を終えて

 衆議院総選挙が終わりました。安倍自公政権に果敢に立ち向かった山口県下の候補者の皆さん、本当に御苦労様でした。「市民連合@やまぐち」が支援した候補者は、健闘及ばず残念な結果となりましたが、選挙分析を逞しくしつつ、次の展望を確りと見定めることだと思います。野党共闘+市民共闘の流れを絶やさず、これを今後に向けて一段と膨らませていく術を見出さなければなりません。各区での共闘の在り方、有権者の投票行動分析など、私自身も考えていくつもりです。既にいくつかの課題が浮き彫りになり、次への方策は実は既に沢山見つかりました。何れ、何処かで披歴させて貰えればと思います。
 全体的には「自公大勝、希望失速、立憲躍進」などの文字が紙面を賑わえていますが、そうした表現に一喜一憂することなく、中長期的な戦略を構築することで、この日本社会の右翼化傾向に歯止めをかけ、護憲・活憲運動を広範化していくために、今一度、平和・民主・護憲の旗を高々と上げていく勇気と活力とを蓄積する時に思います。その意味でも、〝野党と市民との接着剤〟としての「市民連合@やまぐち」の役割は、一層高まっていくのではないか、と確信しています。焦らず、急がず、じっくりと反転攻勢への力を蓄えようではありませんか。(纐纈厚)