参院選の投票日まで、あと2か月となりました。
新型コロナによる生活へのダメージが続く中、ウクライナ戦争の影響で物価が上昇し、市民の負担は増すばかりです。そして、さらなる軍事費拡大と社会保障費の削減が進みそうです。何より、私たちのいのち、くらし、自由を守る憲法そのものを改悪する動きが加速しています。特に、「日本が攻められたら、どうするか」と言って、軍事力に対して軍事力で対抗する国に日本を変えてしまうと、安保法制のもとで他国との緊張が強まって、かえって戦争の危険が高まります。平和を願い、戦争は絶対に始めさせないという決意で、この動きにストップをかけましょう。
今度の選挙で、改憲勢力に3分の2を確保させてはなりません。これまでの国政選挙にも増して、市民と野党の共同の力が必要です。
市民連合@やまぐちの役員は、昨年から、ほぼ月1回のペースで、県内野党のみなさんと協議を続けてきました。しかし、野党共闘への攻撃が激しくなり、一部野党が動揺する中、山口選挙区での統一候補擁立は実現できていません。現状では、立憲民主党と(すでに、市民と野党の共同の立場から離れた)国民民主党が予定候補を発表し、共産党も独自候補の擁立を準備しています。
しかし、私たちは、私たちと次世代の将来がかかっている重要な選挙での前進をあきらめることはできません。中央の市民連合は、野党に対する「政策要望書」を公表しています。この内容は、今の危機的な状況を打開する希望あるもので、野党が十分一致できるものになっています。市民連合@やまぐちとしても、この政策要望書の内容を選挙公約に取り入れてくれること、及び市民と野党の共同でたたかう意思があることを条件として、候補者の擁立・支持を決めたいと考えています。
このための取り組みとして、5月22日に「市民と野党の意見交換会」を開きます。これは、先月の総会で確認した「広く、市民と野党との意見交換の場をつくる」という方針の具体化でもあります。ぜひ、ご参加ください。
2022年5月9日
市民連合@やまぐち 役員一同