市民連合@やまぐちは、10月11日付けで、総選挙への基本方針を発表しました。メディアに告知し、県内立憲野党に送付しました。
「基本政策」については、事前の10月2日に、立憲野党の山口県組織(立憲民主党、日本共産党、社会民主党、れいわ新選組、新社会党)に投げかけをして、10日までに、共産党・社民党から「全面的に賛同」、立憲民主党から「基本的に賛同」との回答がありました(新社会党については、「賛同」の回答をいただきましたが、党の候補者はありません)。
市民連合@やまぐちは、「 基本政策」の実現をめざして、立憲民主党、日本共産党、社会民主党の、各党及び候補者を応援します。
大きな「はて?」を、たくさんの投票にむすびつけて
政治を変えよう ~ 総選挙への基本方針
2024年10月11日
市民連合@やまぐち
衆議院が解散され、今月15日公示27日投開票の総選挙が始まります。
石破内閣は、発足後わずかな間に、国民への「約束」は守らず、「納得と共感」からは程遠く、従来の自民党の枠内の政治しか行えないことが明らかになっています。これでは、国民の中にある大きな「はて?」に応えることはできません。これ以上、悪政に苦しめられるのは、ごめんです。自民党政治にさよならをして、ひとりひとりの未来が開ける社会をつくる選挙にしましょう。
市民連合@やまぐちは、事前に、別紙「基本政策」を県内の立憲野党に示し、「全面的でなくても基本的に賛同いただけるのなら、市民連合は、その政党及びその党の公認候補者を応援します」として回答を求めたところ、立憲民主党、日本共産党、及び社会民主党から、賛同の返事をいただきました。
そこで、市民連合@やまぐちは、下記の方針で総選挙をたたかうことにします。
記
1 別紙「基本政策」の実現をめざして、立憲民主党、日本共産党、社会民主党の、各党及び候補者を応援します。
2 政党の公認候補であっても、党外の幅広い市民が本気で応援できるよう、各党及び候補者に必要な配慮と態勢づくりを求めます。
3 山口1区については、比例票の獲得を重視する立場から、立憲野党の候補者の1本化は求めません。
総選挙に向けた市民と野党の基本政策
1 自民党の「政治とカネ」に関わる裏金問題の真相を徹底的に究明し、政党への企業・団体献金を禁止します。
2 すべての人の生きづらさをなくし健康で文化的な生活を保障するため、非正規労働者や女性労働者の格差と貧困を解決し、最低賃金や年金額を引上げ、18歳までの医療費の無料化、学校給食の無料化を実現します。軍事費を削減して社会保障を充実させ、不公平な税制を改めます。
3 すべての人の個人の尊厳が大切にされるよう、多様性を尊重して、選択的夫婦別姓の導入をはじめとするジェンダー平等を実現し、LGBTQや外国人の権利などを保障します。
4 憲法無視、国会軽視の政治から、立憲主義に基づく政治に転換し、憲法違反の安保法制を廃止します。自衛隊明記や緊急事態条項の新設のための憲法改正に反対します。
5 憲法を活かす平和外交を展開して、ウクライナやパレスチナでの停戦をはじめ、世界中の紛争解決と平和の確立に努めます。核抑止力論に依拠せず、核兵器禁止条約を批准します。安保3文書による敵基地攻撃能力や大軍拡に反対します。岩国基地の機能強化やオスプレイの配備に反対します。住民の命と生活を守るため日米地位協定の改訂を求めます。山陽小野田のレーダー基地の利用に反対します。
6 脱原発をめざし、原発の新増設に反対します。破綻が明らかな核燃料サイクル計画を中止し、中間貯蔵施設の建設に反対します。地域の自然環境と生活環境を大切にした再生可能エネルギーを活用します。
7 気候変動、地球沸騰化など地球環境の危機に向き合い、世界の人々と力を合わせて対策を進めていきます。
8 全国どこでも活気ある社会と経済をつくるため、地域住民による持続可能なふるさとづくりを支援します。