「イージス・アショア配備反対」の声明

7月4日午前、山口大学教職員組合事務所から、「イージス・アショア配備反対」の声明をファックスで送りました。 山口県知事、萩市長、阿武町長、内閣総理大臣、防衛大臣の5名宛です。
午後1時からは、県政記者クラブ(県庁)で記者会見しました。「安保法制の廃止をめざす山口大学関係者の会」からは、外山と増山さんが参加しました。

はじめに、反対声明発表に至る経緯を以下のように説明しました。

私たち「安保法制の廃止をめざす山口大学関係者の会」(現在107名)は、5月19日「イージス・アショアについて」30余名の参加で、学習会を開きました。その前、4月30日には、陸上自衛隊むつみ演習場付近の見学に出かけました。学習会とその後の動きを受け、反対の意思を示そうとの声が上がり、世話人会で検討してきました。そして、7月1日のミニ講座の終了後、反対声明(案)を協議し、確認するに至り、世話人会名で声明を発表することになりました。
安倍内閣は、昨年12月閣議決定をし、国会で十分な審議をすることもなく、方針に沿って計画を着々と進めています。地元自治体や、地域住民への説明も不十分で、説明会も形式的に行うだけであり、既成事実を積み上げ新基地建設を進める、それは、辺野古の新基地建設と全く同じです。こうした、地元住民や国民を無視したやり方を決して許すわけには参りません。「決してあきらめない」、それが、強引な今の政治に対決する国民に求められています。「なんくるないさー まくとうそーけー」、正しいと思うことを誠実につづけるだけだ、そうすれば何とかなる、辺野古で頑張る山城博治さんをはじめ多くの人々のこの楽天主義に学んで私たちも頑張っています。
イージス・アショア配備反対の声を挙げ、広範な世論をつくることを通して、平和な日本、安心して暮らせる山口を守っていきたい。そのために、私たちは微力ながら、反対声明をまとめ発表することにしました。
そのあと、声明の骨格を読み、そのあと、記者との質疑応答をしました。
反対声明のもっとも中心的な点はどこか、今後関係自治体への働きかけを強めるかなどのほかに、「関係者の会」の今後の活動に対する期待を込めた質問もありました。 この活動をどう広げていくのか、今後もこのような学習会・講演会、抗議活動を続けていくのかなどです。 私たちは、国まかせで判断を留保するのではなく、地元自治体が地域住民・県民の声をしっかり聞いて、地域の将来を考え、きっぱりと新基地建設に「ノー」と言うことを願っています。そのためにも、市民・県民の声をさらに大きくしていきたいと願っています。

記者会見の後、早速何人かの方から、「テレビ報道を見た、励まされた」、「イージス・アショアのことよく知らなかった。そんな危険なものができるのですね」などの声が、電話などで寄せられました。

外山

参考 反対声明(添付)