「市民連合@やまぐち」(仮称)結成めざす呼びかけ人になってください

安倍政権は、9月28日に招集される臨時国会の冒頭で衆議院を解散し、総選挙を断行する動きを強めています。
民進、共産、自由、社民の野党4党は、森友学園、加計学園の疑惑など重大問題の究明のため、憲法53条に基づく正当な手順を踏んで、首相に早期の臨時国会召集を要求してきました。冒頭解散となれば、これを約3カ月もたなざらししたあげく葬り去ることになります。これは憲法の規定に真っ向から背く許されざる行為です。
 冒頭解散のねらいは、森友・加計学園の疑惑隠しにあり、「内閣支持率が回復基調で、北朝鮮問題も追い風。そのうえ野党の選挙準備が遅れている今なら勝てる」という思惑が背景にあります。まさに国政の私物化であり、党利党略、私利私略との批判は免れません。
安倍政権と与党が、世論を無視して解散・総選挙に踏み込むならば、私たちはこれが安倍政権を打ち倒す好機としてとらえ、平和と民主主義を回復し、数多の不正を質すため、政治の変革、を求めて立ちあがらなければなりません。
 私は昨年の参議院選挙における野党と市民の統一候補として、多くの方々の支えを頂き、安倍政権を倒すため果敢にチャレンジする機会を頂きました。これからの新しい日本を創っていくには、共闘する力がますます必要になっていると確信しています。そのためにも、昨年の参議院選挙の一人区で得た経験をもう一度活かすべきではないでしようか。それで私は、山口県の四つの小選挙区での候補者一本化を実現したいと熱望しています。昨年の参議院選挙を前にして、安保法制の廃止と立憲主義の回復を求める市民連合(略称「市民連合」)が結成されました。そこでは、①安全保障関連法の廃止、②立憲主義の回復(集団的自衛権行使容認の閣議決定の撤回を含む)、③個人の尊厳を擁護する政治の実現を目指す「市民のプラットフォーム」として、これらを実現するための十全な「野党共闘」を促し、統一候補者の推薦や支援を積極的に行ってきました。
 これを手本としつつ、野党共闘を願う人たちの声を集めるため、「市民連合@やまぐち」(仮称)の結成を呼びかけることを決意しました。
 ついては、ぜひ、「市民連合@やまぐち」(仮称)結成めざす呼びかけ人になっていただくよう、切にお願いする次第です。
2017年9月吉日
 山口大学名誉教授 纐纈厚

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