7月21日投票の参議院議員選挙では、全国32の選挙区すべてで野党統一候補が実現し、うち10選挙区で勝利し、改憲勢力が3分の2の議席を占めるのを阻止しました。
山口県では、国民民主党公認の大内一也さんが野党統一候補として奮闘しましたが、及びませんでした。
市民連合@やまぐちは、昨年夏、県内の野党に野党統一候補擁立を呼びかけて、協議を始め、今年2月には、具体的な基本政策を示しました。足並みが乱れそうになることもありましたが、率直な批判をしつつ、協議を続けました。互いの違いを尊重しながら一致点をさぐって粘り強く話し合う中で、共闘の気運が高まりました。また、市民連合の存在価値も確認されることになりました。全国の「共通政策」に山口県の「独自政策」を加えて一致した政策は、豊かで希望の持てるものになりました。
他方、候補者決定が遅れたことや、野党統一候補にふさわしい選対の態勢づくりや選挙中のとりくみが十分できなかったこと、政策を広く県民に浸透させるに至らなかったこと、さらに、「投票しない」層、とくに若者への働きかけ不足の点など、課題も残りました。
安倍内閣は、国民世論に背を向け改憲を強引に実現しようと執念を見せています。消費税増税など国民生活との矛盾が拡大し外交が行きづまる中、いつ総選挙があってもおかしくない情勢です。
市民連合@やまぐちは、野党に対して、総選挙において県内すべての選挙区を野党共闘候補でたたかうよう呼びかけ、協議に入ります。
アベ改憲を阻止し、アベ政治を終わらせるためには、これまでの市民と野党の共闘の実績と課題をふまえて、その共闘の力を政策面でも態勢の面でも大きくする必要があります。市民連合@やまぐちは、市民と野党との接着剤としての役割をはたすため、幅広い県民のみなさんと共に奮闘します。
2019年9月24日
市民連合@やまぐち
共同代表一同